黒にんにくは筋トレの救世主となる?
そろそろ夏を前に、筋トレ・ジムトレーニングを始めたり、有酸素運動でダイエットを始める人も多いんではないでしょうか。今回の記事では、筋トレなどの運動の効率を高めるために黒にんにくがどう役に立つかをご紹介したいと思います。
黒にんにくに含まれる豊富なアミノ酸
幾つかの記事でもお伝えしたように、黒にんにくはにんにくを熟成発酵させ、栄養素を大幅にパワーアップさせたものです。詳しく知りたい方は以下の記事などもありますが、
黒にんにくの効果・効能は何?普通の生にんにくとの違いは?驚くべきパワーの秘密を徹底公開!
この記事から表を抜粋してみます。
アミノ酸 | 黒にんにく | 生にんにく | アミノ酸 | 黒にんにく | 生にんにく |
---|---|---|---|---|---|
イソロイシン | 140mg | 105mg | バリン | 250mg | 182mg |
ロイシン | 250mg | 182mg | ヒスチジン | 68mg | 96mg |
メチオニン | 87mg | 49mg | アラニン | 220mg | 153mg |
シスチン | 160mg | 72mg | アスパラギン酸 | 510mg | 451mg |
フェニルアラニン | 200mg | 134mg | グルタミン酸 | 1200mg | 691mg |
チロシン | 230mg | 124mg | グリシン | 160mg | 134mg |
スレオニン | 170mg | 134mg | プロリン | 130mg | 134mg |
トリプトファン | 27mg | 67mg | セリン | 230mg | 144mg |
詳しい人はすぐに気づくと思いますが、そう、黒にんにくにはかなりの量のさまざまなアミノ酸が含まれています!「イソロイシン」「バリン」「グルタミン」や、ここに書いている以外にもあの「アルギニン」など、単体でも筋トレ用のサプリとして販売しているような栄養層が豊富に含まれています!少しばかり取り上げて解説してみましょう。
バリン・イソロイシン
バリンやイソロイシンはBCAAと言われる分岐鎖アミノ酸の一つで、筋肉の合成を促進する働きがあります。BCAAには筋肉の合成に利用可能な炭水化物を増やし、筋トレや運動中に起こる、筋タンパク質の分解から筋肉を守る効果があります。また、BCAAは運動の際の持久力を高めます。たとえばジョギングなどをやる場合、BCAAを摂取していると明らかに踏ん張りが違うのが実感できると思います。
グルタミン
グルタミンは体内に一番多く存在するアミノ酸とされ、体内のアミノ酸の60%を閉めると言われています。グルタミンもやはり筋肉の分解を防ぎ、さらに筋肉の成長を促進してくれます。さらには免疫機能の向上、筋肉痛の軽減など、まさにトレーニングする際には理想的な成分と言えます。
アルギニン
アルギニンの主な効果は色々なものがありますが、主要なものとしては
- 成長ホルモンの分泌促進
- 免疫機能強化
- 男性機能パワーアップ
があります。成長ホルモンの分泌を促進してくれるために筋肉の成長が促されますし、免疫機能強化などで病気に負けない体づくりができます。また、アルギニンは加齢と共に充分な量が体内で生成されなくなってくるため、老いと密接な関係があると考えられています。つまりアルギニンを摂取することでアンチエイジング効果に期待できるということです。
黒にんにくの疲労回復効果
筋トレに必要な栄養素があるというだけではありません。黒にんにくは筋トレや有酸素運動をしたあとの疲労の回復を促進する成分も含まれています。それが黒にんにくに含まれる「アリシン」という成分です。
疲労の大きな原因として、ビタミンB1の欠乏があります。ビタミンB1は体内で糖質をエネルギーに変える際に必要なもので、糖質をたくさんとると、その分だけビタミンB1が必要となります。ところがこのビタミンB1というのは、摂取したときに体内への吸収・定着が非常に悪く、摂取してもその多くは体外へ排出されてしまうのです。
ところが、黒にんにくに含まれる「アリシン」は、このビタミンB1と結合することができ、「アリアチミン」という物質に変化します。このアリアチミンは血中に長くとどまることができる成分であり、結果、体内にビタミンB1を長時間止めることができ、吸収率も10倍近くとなります。
これにより、体内のエネルギー代謝の効率が良くなり、結果、疲労回復へとつながるのです!
筋トレ・有酸素運動に効く黒にんにくの摂取方法
黒にんにくは健康食品ですから、食べものとして摂取するのが一番理想的なのは確かです。ですので、健康効果を期待して毎日定期的に続けて食べられるのであれば、写真のような黒にんにくを食べるのが一番です。
ただ、筋トレや運動に役立てる場合には少し異なります。というのは、上述したような、運動に効果が期待できるアミノ酸成分などは、運動の数十分前~運動中に摂取するのが効果的なのです。そうすると、運動の場に黒にんにくを持っていって食べるのは難しい場合もありますし、有酸素運動をするのであれば運動直前に、胃に食事は入れたくないですよね。
そこで、管理人がおすすめするのは黒にんにくのサプリの活用です。サプリであれば運動前でも無理なくとれますし、特に筋トレをする人の場合、運動前にプロテインなどを摂取することも多いと思うので、違和感はないでしょう。
黒にんにくのサプリの良いところは、黒にんにくだけではなく、黒にんにくと相性のいい栄養素を配合して作られているものが多いことです。卵黄・黒酢・香醋などから、マカ・亜鉛・酵母など、様々な組み合わせのサプリがあります。
どれを選べば良いのかなかなかすぐにわからない方も多いと思うので、ランキング形式で紹介した記事も執筆しています↓。もしよろしければそちらも確認してみてください。