目次(クリックでとびます)
にんにくは肝機能を改善する?
にんにくには色々な健康効果があるということはこのサイトでもご紹介をしてきましたが、実は肝機能の改善にも大きく影響しているということがわかってきました。
肝臓の働き
肝臓は体内でどのような働きをしているかを見てみましょう。まず、腸から送られてくる食物成分の分別処理にあたり、その中に毒物があった場合、それを無効化してしまいます。そしてそれだけでなく、排泄しやすい形にして、なるべく速やかに尿の中へ捨ててしまいます。
また、食物成分にアミノ酸があればそれをタンパク質に組み立てたり、糖に変化させてエネルギーを取り出すなどを行い、血液凝固作用や体温調整機能、胆汁の作成など、かなり様々な機能を発揮し、せわしなく活動している臓器です。
肝臓は非常に丈夫な臓器なので、これだけ色々な役割を果たしているにも関わらず他の臓器と比べると致命的な病気になることはあまりありません。
しかし、現代社会には肝臓に負担をかける要素が多々あるため、肝臓が弱ると疲れやすくなったり、病気になりやすくなります。原因が分からないが何となく調子が悪いといった場合にも、肝臓が弱っていないか、注意しなければなりません。
にんにくが肝臓に効く仕組み
にんにくの成分がどのような面で肝臓をサポートするかというと、大きく分けて以下の3つということが出来ます。
抗酸化作用
にんにくにはビタミンEやポリフェノールなど、抗酸化作用を保つ成分が多く含まれています。抗酸化作用とは、体内の有害な活性酸素を分解・排除する仕組みです。活性酸素は多くの病気や老化の原因になると言われています。また、抗酸化作用により過酸化脂質の発生を抑制し、脂肪肝、肝硬変、肝臓癌といった肝臓障害を予防・改善します。
代謝の促進
肝臓では食物から取った栄養素をエネルギーへ変換(代謝)していますが、にんにくの成分にはそれをサポートするものが多く含まれています。肝臓が代謝をするのに必要な栄養素がビタミンB群ですが、このビタミンB群は体内への吸収が悪く、摂取してもその多くは体外へ排出されてしまいます。
にんにくに含まれるアリシンという成分は、ビタミンB1と結合することにより「アリアチミン」という成分になり、この形になると体内への吸収率が飛躍的に増え、さらには血中に長い間とどまることができるようになります。この効果により、肝臓における糖代謝不足が軽減され、肝臓の負担を軽減してくれます。
この「アリアチミン」については何度もご紹介しましたが、さらに肝機能に関してはビタミンB6も重要です。ビタミンB6はタンパク質からエネルギーを作るのに必要なビタミンで、肝臓に多く蓄えられます。にんにくは実はビタミンB6の含有量が非常に多く、長期間のアルコール摂取などによりビタミンB6を効率的に利用できなかったりする問題を、にんにくを摂取することで改善してくれます。
抗菌・殺菌作用による解毒のサポート
さらに、にんにくには強力な抗菌・殺菌作用があります。肝臓の様々な働きの中で、一番大きな負担となるのは解毒作用です。にんにくはその抗菌・殺菌作用で肝臓の負担を先回りしてサポートしてくれるため、その結果肝機能が改善されるといえます。
ただし、にんにくは万能薬ではない
これら3点がにんにくの肝機能改善効果です。この効果のおかげで、人間にとってとても重要な臓器である肝臓を大きくサポートすることが出来ます。
ただし、にんにくは万能の薬ではないということに注意してください。にんにくをいくら摂取していても、暴飲暴食を繰り返したり、アルコールの過剰摂取を続けていては、肝臓へのダメージは蓄積していってしまいます。まずは生活習慣の改善をしつつ、それをにんにくやにんにくサプリでサポートするように心がけましょう。
黒にんにくのススメ
では、にんにくのサプリを選ぶとして、どのようなサプリを選べばよいのでしょう。ここでのおすすめは、「黒にんにく」です。
黒にんにくはにんにくを熟成発酵させ真っ黒にしたもので、各種の栄養分が熟成により大幅にアップしています。疲れに効果あるビタミンB1だけでなく、抗酸化作用を持つ成分なども数倍にアップしているため、健康目的でにんにくサプリを摂取するなら、何か理由がない限りは「黒にんにく」のほうを摂取するのがベターです。
黒にんにくの摂取にはサプリメントがおすすめ!
黒にんにくを摂取する場合、黒にんにく自体は結構高価なものですし、味や臭いが普通のにんにくから変化し独特であるため、なかなか毎日食べるのは大変、という方も多いです。そこで、黒にんにくの豊富な栄養素を摂取するためにおすすめなのが、「黒にんにくサプリメント」です。
本来、栄養価の高い食物というのはサプリなどではなくそのまま食べるのが一番健康にいいことは確かです。しかし、食材として食べるのであればいくらおいしくても毎日毎日たべるのも辛くなってきますし、食べられる量にも限界があり、外食や旅行の時などにも摂取することが出来ないですよね。
その点サプリメントなら、食事の献立やタイミングなどとは独立して、自分のペースで毎日手軽に摂取することができるため、一番効率が良いのです。
2017年版 おすすめ黒にんにくサプリメントランキング