目次(クリックでとびます)
いつまでも若々しく健康で
だれでも、若いときには「若さ」が当たり前なのでこんなことは思いません。でも、いつしか年齢を重ねていくと、少しづつ無理が効かなくなってきたり、疲れが取れづらくなったりシてくるものです。
そんなときに「あの頃の元気を取り戻したい」と思うのです。
そのためにはどうすればいいでしょうか。運動?肉を食べる?お酒を控える?様々なアプローチがありますが、まず一番手軽に行えて、重要なのが、内側から若さを取り戻すことです。ここで言う内側とは精神面ではなく、体内の環境ということです。
運動やお酒を控えるというのももちろん重要ですが、やはり体力が落ちていると実感する時に、さらに運動をしたりお酒を我慢したりというのはなかなか続かないものです。
そこで、まずは体に入る栄養を変えること――しかも、何かを我慢したりするのではなく、ちょっとしたものを毎日定期的に取るだけ。誰でも継続できることからスタートしてみましょう。
今回は、若返りやスタミナアップの効果がある食物・サプリの中でもトップクラスに効果的と言われる、「黒にんにく」についてお伝えしたいと思います。
まずはにんにくの話
黒にんにくの話をする前に、まずはにんにくがどのように健康・若返りに効果があるかを学んでみましょう。
にんにくは色々な若返り効果があるといいますが、実際にどのようなメカニズムが働いているのでしょうか?にんにくで「若返る」「スタミナアップ」の効果としては、一般的に以下のようなことがいわれます。
- 食欲増進
- 気力充実
- 体温が上がる(冷え性対策)
- 疲労回復
- 精力がつく
これらの効果は本当にあるのか、順に解説していきます。
食欲増進
これは一番わかり易い効果かもしれません。にんにくの独特の匂いや味がスパイスとして料理に作用し、それにより食欲が増します。もちろん好き嫌いはありますが、一般的には人気の食材といえるでしょう。夏バテなどで食欲がわかないときなどには大きな効果を発揮してくれます。
気力充実
まず、「食欲増進」効果でご飯をたくさん食べれば、それだけで気力が充実するというのもあると思います。しかしそれだけではなく、他にも科学的な理由があります。にんにくの成分にはアドレナリン・ノルアドレナリンなどの交感神経を刺激する作用を持つ栄養素が含まれているため、体を「OFF」から「ON」のモードに切り替えるように促してくれるのです。とくにノルアドレナリンは交感神経を刺激し、動向を大きくし、気管支を拡張、心拍は促進するという、いわゆる興奮作用をもたらし、眠気もさめ、気分が上がり、や類が出てきます。
体温が上がる(冷え性対策)
ニンニクの匂いの元である、ネギ系でお馴染みの成分「アリシン」には造血作用(貧血防止効果)と血行促進作用があり、血液の流れをサポートしてくれます。また、日本人科学者が発見した「スコルジニン」という成分は、末梢血管の拡張作用があり、効果が重なって末端までの血行を促進します。
これらの末梢の血管を拡張させるという作用により、血液を送り出す心臓の力が全身に及び、手や足の先から首まで温めることになるのです。そのため、冷え性からくる頭痛や肩こりなどが改善されます。
疲労回復
ニンニクにはパワーが湧くだけでなく、既に疲れてしまっている時に疲労を回復する効果もあります。この作用に大きく関わっているのはビタミンB1です。ビタミンB1は、体内で糖質をエネルギーに変える時に必要なビタミンです。糖質をたくさん取るとその分ビタミンB1を使うので、その結果ビタミンB1が不足してしまうと、エネルギーへの変換がスムーズに行かなくなり、疲労が蓄積されてしまいます。
たとえば疲れた時に、当分のたくさん入ったジュースをたくさん飲んだり、甘いものを食べたりしても、ビタミンB1が不足していればエネルギーへの変換が上手く行かずに、疲労は回復しません。逆にビタミンB1をきちんと摂取できていれば、疲労は回復し、スタミナが付きます。
では、ビタミンB1を単にビタミン剤でとればいいかというと、そういうものでもありません。ビタミンB1は水溶性のビタミンなのですが、非常に吸収が悪く、体内にもほとんど蓄えられず、排出されてしまいます。
疲労回復成分「アリチアミン」
ところが、にんにくに含まれるアリシンという成分とビタミンB1が結合するとアリチアミンという物質となり、脂肪に溶けるようになるため、吸収も良くなり、体内に蓄えられるようになります。これにより、単なるビタミンB1の状態では吸収率は50%以下なのに対し、アリチアミンに変化すると、100%近くなると言われています。
このアリチアミンは、「活性持続型B1」ともよばれ、血液に長くとどまり、疲労回復の手助けをします。長時間血液にとどまるため、疲労回復だけでなく、その後のスタミナアップ(疲れにくくなる)にも効果があるわけです。
余談ですが、このにんにくの疲労回復メカニズムに注目して作られたのがあの栄養ドリンク「アリナミン」です。アリナミンの名前は、ニンニクの学名である「アリウム・サティブム」とビタミンB1の化学名である「チアミン」を合わせて命名された最初のビタミンB1誘導体「アリチアミン」に由来しています。
精力がつく
にんにくには性ホルモンの分泌を司る器官を刺激し、ホルモンの生産を活発にする働きがあります。ある研究では、男女の集団ににんにくを食べてもらい調査した所、男性ホルモン、女性ホルモンともに血中レベルが上昇していたという報告もあります。
ガンの予防作用
年をとると心配になってくるのが「ガン」ですね。とくにガンは日本人の国民病ともいえ、全国健康保険協会によると、日本人の死因第一位はガンであり、2人に1人はガンにかかり、3人に1人はガンで死亡しています。ある意味日本人の国民病とも言えてしまうようなガンですが、実はにんにくにはガン予防効果があるといわれ、大いに注目をされているのです。
上の図を見てください。これはアメリカ国立ガン研究所の研究結果によるもので、がん予防の可能性のある食物をピラミッドで表したものです。これらの食べ物を「デザイナーフーズ」と呼んでいます。そしてその頂点にいるのが、「にんにく」なのです!
にんにくの独特のにおいの元は硫酸アリルで、病気や老化を招く活性酸素を抑制する強力な抗酸化作用があります。にんにくを切ったり、すりおろすとアリチアミンに変化し、ガンを予防します。また、にんにくに含まれるミネラルのセレンは、ガン原因のひとつでもある過酸化脂質を分解する酵素になります。
もちろん、ニンニクを食べればガンが治ったり、食べれば食べるほど予防効果が高まるというものではありませんが、がん予防の観点からはとても重要な食物であると言って良いでしょう。
では、黒にんにくとはなにか?
さて、ここまででにんにくが若返りなどさまざまな効果が生まれる素晴らしい作物であることがわかったと思います。ではここで、「黒にんにく」についての説明に入ります。
「にんにく」はもちろんわかるけど、「黒にんにく」とはなんだろう?と思う方も多いと思います。そういう作物なのかと思うかもしれません。
黒にんにくとは、にんにくと別の作物ではなく、にんにくを長期間熟成発酵させ、それにより各種の栄養素を大幅に増やしたものです。
あの独特の匂いは減少し、味もだいぶ変わりますが、にんにくはにんにくです。そしてにんにくに豊富に含まれる栄養素を大幅に増しています。
しいたけや大根など、熟成させることにより栄養価が増す食材は色々とありますが、にんにくもそのひとつです。にんにくの栄養成分としては「アリシン」、「豊富なビタミン・ミネラル」、「ポリフェノール」「アスパラギン酸」などがあります。
にんにくをじっくり熟成させることにより、アリシンやミネラルを保ったままに、ポリフェノール、アスパラギン酸などの各種栄養素が増加するのです。
以下の表を見るとわかりますが、18 項目中13 項目で熟成黒にんにくの方が含有量がアップしています!
アミノ酸 | 黒にんにく | 生にんにく | アミノ酸 | 黒にんにく | 生にんにく |
---|---|---|---|---|---|
イソロイシン | 140mg | 105mg | バリン | 250mg | 182mg |
ロイシン | 250mg | 182mg | ヒスチジン | 68mg | 96mg |
リジン | 170mg | 211mg | アルギニン | 790mg | 950mg |
メチオニン | 87mg | 49mg | アラニン | 220mg | 153mg |
シスチン | 160mg | 72mg | アスパラギン酸 | 510mg | 451mg |
フェニルアラニン | 200mg | 134mg | グルタミン酸 | 1200mg | 691mg |
チロシン | 230mg | 124mg | グリシン | 160mg | 134mg |
スレオニン | 170mg | 134mg | プロリン | 130mg | 134mg |
トリプトファン | 27mg | 67mg | セリン | 230mg | 144mg |
黒にんにくのデメリットとは?
発酵熟成により栄養素が濃縮された黒にんにくですが、健康の面では良いところばかりですが、それを摂取することによるデメリットも存在します。
まず、熟成には手間がかかるため、スーパーなどではあまり売っていませんし、通販などで買うにしても普通のにんにくと比較するとかなり高いお値段がかかります。
自宅で作ることも可能なのですが、においがかなり出るので、ベランダや広めの庭がある家でなければにおいがうつってしまいますし、炊飯器を使って作るので、専用に使う炊飯器が必須になってしまいます。
そして味や、独特の匂い。熟成発酵することにより、生ニンニクの匂いや味はだいぶおさえられていますが、それでもにんにくはにんにくなので、どうしても合う合わないが出てきます。また、にんにくであるために、胃に刺激があります。人によってはお腹を下してしまう、ということになる場合もあります。
黒にんにくの摂取にはサプリメントがおすすめ!
この味や独特の匂い、胃への刺激を避けつつ、黒にんにくの豊富な栄養素を摂取するためにおすすめなのが、「黒にんにくサプリメント」です。
本来、栄養価の高い食物というのはサプリなどではなくそのまま食べるのが一番健康にいいことは確かです。しかし、食材として食べるのであればいくらおいしくても毎日毎日たべるのも辛くなってきますし、食べられる量にも限界があり、外食や旅行の時などにも摂取することが出来ないですよね。
匂いも気になる点で、女性や、人と会う仕事の場合、口臭や体臭がどうしても気になるでしょうし、無臭にんにくにすると「アリシン」が含まれないため、効果が半減してしまいます。
その点サプリメントなら、食事の献立やタイミングなどとは独立して、自分のペースで毎日手軽に摂取することができるため、一番効率が良いのです。
黒にんにくサプリの賢い選び方
黒にんにくのサプリを選ぶとしても、たとえば薬局に行けばいろいろなメーカーから多くのブランドで黒にんにくサプリが発売されています。ですが、サプリとして売っているものならどれでも良いわけではありません。ここでは、サプリを選ぶ時に注意すべき点をご紹介します。
1.素材としての黒にんにくへのこだわり
まず、黒にんにくのサプリですから、生産者が信頼の置けるものであり、素材として上質の黒にんにくを使っていることは一番重要でしょう。
また、黒にんにくは発酵させればさせるほど栄養価が高まるため、写真のように真っ黒になるまで完全熟成した黒にんにくを使っていることが理想です。
- 使用素材の厳選
- 生産地、生産者がはっきりしている
- 成分の表示
2.黒にんにく以外の健康成分とのコラボ
黒にんにくには疲労回復・滋養強壮・免疫力アップなど様々な効果がありますが、その効果を倍増するために、「卵黄」「黒酢」「きび酢」「マカ」など、相乗効果を期待できる成分を同時に摂取するのが効果的です。単純に黒にんにくだけのサプリメントよりも、これらを合わせて摂取できるものがおすすめです。
3.コスト
健康サプリメントはすぐに効果を実感できるものではありません。そのため、ある程度の期間にわたり飲み続けることが必要ですので、1日あたりにかかるコストも重要です。本サイトでおすすめのサプリメントは1日あたりの費用が100円をこえないようにしつつ、お得なキャンペーンを活用できるものにしています。
2017年版 おすすめ黒にんにくサプリメントランキング
このサイトの他の記事でも色々な黒にんにくサプリをレビューしているのでわかると思いますが、私が実際に使ったものの中から、おすすめの黒にんにくサプリランキングをご紹介します。
2017年版のランキングは現在編集中です!楽しみにお待ち下さい!